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平野由紀子税理士事務所    

U 消費税の会計処理

1.消費税の会計処理

●会計処理の方法

消費税の課税対象となる取引に係る会計処理には

1.税込経理方式

2.税抜経理方式


の2種類があります。

区 分 どういうこと? 例えば・・・
1税込経理方式
その取引(売上、仕入れ・・・)で発生した消費税の額をその時点で分けずに会計処理してしまうこと。 2000円の商品の仕入れに消費税を含めて2100円払ったとすると
借方 貸方
(仕入)2100 (現金)2100
税込で伝票処理します。
2税抜経理方式
その取引(売上、仕入れ・・・)で発生した消費税額をその都度分けて会計処理してしまうこと。 2000円の商品の仕入れに消費税を含めて2100円払ったとすると
借方 貸方
(仕入) 2000
(仮払消費税等) 100
(現金)2100
というように仮受消費税等(もらった時)、仮払消費税等(払った時)という科目を設けて取引ごとに消費税を分けて伝票処理します。

※ どちらを選んだ場合でも納付する消費税額に違いはありません。あくまで会計処理上の違いです。
 ただ、税抜処理なら消費税分を抜いたものが売上、経費になりますので損益計算書、貸借対照表上は売上や経費の金額、所得額は違ってきます。所得税の額は結局は同じになります。

 税込、税抜という消費税の会計処理の選択は事業者の任意です。しかし原則として全ての取引について同一の方式で処理する必要があります。

※消費税の免税事業者については、税込方式でなければなりません。


●納付時・還付時の会計処理の違い・・・
 では、実際に確定申告して消費税を納める場合や還付された場合に税込処理と税抜き処理では、どのような会計処理上の違いがあるのか・・・というと
区 分 納付税額 還付税額
1.税込経理方式 申告後に納付した場合「租税公課」として次年度の必要経費に算入します。
申告時に算出した納付額を未払金にあげでしまうということももありはあり・・・!?
申告後に還付された場合は翌年度の「雑収入」として算入します。
2.税抜経理方式 仮受消費税等と仮払消費税等との差額が、原則として未払消費税等になります。
納付時に未払消費税から振り替えます。
仮受消費税等と仮払消費税等との差額が、原則として未収消費税等になります。
還付時に未収消費税と振り替えます。

●税抜処理方式の種類

税抜経理方式には次の3通りの方式があります。
取引の都度に行うのが原則ですが、その決算振替時にに一括で行うこともできます。

@仕訳時税抜経理
  取引の都度、税抜きで仕訳します。

A月次一括税抜処理
  各々の取引時は税込で仕訳して、月末に一括して消費税額を仮受・仮払消費税等に計上する振替を行う。

B期末時(年末)一括税抜処理
  各々の取引時は税込で仕訳して、期末(年末)に一括して消費税額を仮受・仮払消費税等に計上する振替を行う。



●税抜処理する場合の勘定科目の設定
勘定科目 簡単な説明 科目の設定
(1)仮受消費税 課税売上に係る消費税額を計上する勘定科目 BS科目/流動負債
注:期首・期末では残高がないためBS(貸借対照表)には残高が残らない。
(2)仮払消費税 課税仕入れ等に係る消費税額を計上する勘定科目 BS科目/流動資産
注:期首・期末では残高がないためBS(貸借対照表)には残高が残らない。
(3)未払消費税 仮受消費税と仮払消費税との差額から納付すべき消費税額をとりあえず未払い計上しておく勘定科目。消費税の納付した時には、この科目から振り替えることになります。 BS科目/流動資産
注:納付税額がある場合はBS(貸借対照表)には残高が残る。
(4)未収消費税 仮受消費税と仮払消費税との差額から還付を受ける消費税額をとりあえず未収計上しておく勘定科目。消費税の還付を受けた時には、この科目に振り替えることになります。 BS科目/流動負債
注:還付税額がある場合はBS(貸借対照表)には残高が残る。


 





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